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コラム

10月8日は足袋の日

2020年10月8日

和装文化に欠かせない足袋の魅力を多くの人に知ってもらおうと、日本足袋工業会が2018(平成30)年に10月8日を「足袋の日」に制定しました。

日付は、これから七五三、正月、成人の日など和服を着る機会が増える10月と、末広がりで縁起が良いことから8日で10月8日としました。

足袋とは、和装の際に足に直接履く日本固有の伝統的な衣類の一種で、木綿の布でできたものが一般的です。日本の伝統的な履物である草履・下駄・雪駄などを履く際に用いるため、つま先が親指と他の指の部分の2つに分かれています。

足袋の歴史については、文献上は11世紀ごろに「足袋」の記載が見られますが、現在の足袋と同様の物であるかは不明で、発音も「たび」と呼ばれていたのかは定かではありません。
タビに足指ができたのは、平安時代からで、草履を履くための必要から起こったものと考えられています。初期の足袋は足首部分に紐が縫い付けてあり、紐を結ぶことで脱げ落ちないように留めていました。鎌倉時代になると武家などもタビを履くようになり、当時の女性も、これに倣って足半分の裂足袋(きれたび)をはく風俗が一部には見られました。
そして、中世以降、タビをはく習慣がおいおい普及し、安土桃山時代などには男女ともに紐付きの革足袋を使っていました。

木綿製の足袋が急速に普及していったのは、江戸時代の1657(明暦3)年に起きた振袖火事によって皮が品不足となり高騰したことが理由だと言われています。

現在の足袋は「小鉤」(甲馳、牙籤、甲鉤、骨板)と呼ばれる金属製の金具(ホック)を「受け糸」(または掛け糸)と呼ばれる糸のループに引っ掛けて留めるようになっていますが、この方式は江戸時代の後期から明治時代の前期にかけて普及したものです。

ちなみに、経済産業省が2010(平成22)年に行った工業統計調査によると、全国足袋類の年間出荷額は約26億円で、都道府県別に見ると、徳島県の年間出荷額は約8億円、次いで埼玉県が約5億円、岡山県が約1億円となっています。徳島県は全体出荷額の約30%を占めており、足袋の名産地として知られています。


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