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コラム

最高裁、花押を「印」と認めず…遺言書「無効」!

2016年6月4日

戦国武将などが使ってきた毛筆などで記す手書きのサイン「花押かおう」が遺言書に必要な「押印」に当たるかが争われた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は3日、「花押は印章による押印とは認められない」と初めての判断を示し、遺言書を無効としました。

判決によると、遺言書は、琉球王国の高官を務めた一族の子孫にあたる沖縄県の男性が、2003年7月に85歳で死亡する2か月前に作成した自筆証書遺言で、署名の後に花押を記していました。
自筆証書遺言の場合は、本人の意思で作られたことを担保するため、民法第968条により「自筆証書によって遺言をするには、遺言者がその全文・日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない」と定められています。
最高裁第二小法廷は花押が「書く」もので「押す」ものではないことを重視し、「重要な文書は署名、押印して完結させる慣行が我が国にはある」と述べ、花押は民法の押印の要件を満たさないと結論づけました。


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